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パティシエになるには資格必要?6つの働く場所を徹底解説

こんな人におすすめ◎
  • パティシエになりたい人
  • パティシエになるにはどんな資格が必要か知りたい人
  • どんな就職先があるのか知りたい人
  • パティシエで転職を考えている人

ズバリ、パティシエに必須の資格・免許はありません。

ただしあると有利な資格があるので、次の章で解説します◎

こちらが主なパティシエの6つの働く場所です。

  • パティスリー(ケーキ屋さん)
  • レストラン
  • ホテル
  • 結婚式場
  • 工場
  • 学校・教室の先生

この記事では、パティシエが持っていると有利な資格 & 働く場所の特徴を解説します。

働く場所の特徴を踏まえれば、就職後に後悔しなくて済みます◎ぜひ最後までご覧ください。

えり

パティシエ歴約10年のわたしが
徹底解説します◎

えりについて

えり 

  • 結婚式場・カフェにてパティシエ歴約10年(現役)
  • 2サイトでレシピ・記事執筆経験あり
  • 異業種転職経験あり(住宅アドバイザー・オペレーター)
  • 33歳夫婦ふたり暮らし
読みたい場所をタップ!

持っていると有利なパティシエの資格

パティシエを名乗るのに必須な資格はありませんが、持っていて得する資格がこちらです。

パティスリーやレストランなどに勤務する場合はほとんど気にしなくて大丈夫です。

将来的な転職や、菓子製造メーカーの商品開発・フリーランスになったときに箔をつけたい場合はとっておきましょう。

製菓衛生師

製菓衛生師とは?
  • 国家資格。免許を取った人だけが製菓衛生師と名乗れる。
  • 筆記試験のみ。製菓・公衆衛生・食品学などの知識がある証明になる。
  • パティシエに限らず、和菓子職人やパン職人も資格を活かせる。
  • 合格率は60〜80%程度。

受験資格

次の(1)又は(2)のいずれかの条件を満たしていること。

(1) 都道府県知事の指定する製菓衛生師養成施設において、1年以上製菓衛生師として必要な知識、技能を修得した者

(2) 中学校卒業以上の学歴があり、2年以上菓子製造業(菓子を製造する営業で食品衛生法第55条第1項の許可を受けて営むものをいう。)に従事した者

引用元:東京都保健医療局

対象の製菓専門学校を卒業していたら、実務経験がいらないということです。

対象の専門学校を卒業していなかったとしても、2年以上の実務経験があれば受験資格を得られます。

菓子製造技能士

菓子製造技能士とは?
  • 国家資格。免許を取った人だけが菓子製造技能士と名乗れる。
  • 洋菓子・和菓子に分かれており、それぞれ1級と2級がある。
  • 全て筆記試験と実技試験がある。
  • 1級の合格率は40〜50%程度と上級者向け。

受験資格
2級…対象の専門学校卒業者は実務経験免除。卒業者以外は実務経験2年以上。
1級…対象の専門学校卒業者は実務経験6年以上。卒業者以外は実務経験7年以上。ただし2級合格者は、合格後実務経験2年で受験可。
参考:東京都職業能力開発協会

実技が問われるので製菓衛生師より高い知識と技術が求められます。

資格を持っていると企業やお客様へ安心感を与えられることが最大のポイントです。

そのほかの有益な資格

  • 調理師
  • フードスペシャリスト
  • ラッピングクリエーター
  • 食品衛生責任者
  • 栄養士
  • 食品技術管理専門士
  • サービス接遇検定
  • ソムリエ
  • 野菜ソムリエ

パティシエの仕事に直結するものでは、調理師免許や野菜ソムリエがあると、アイデアとしてメニュー開発で役に立ちます。

また食品衛生責任者は、自分で店を開くときに必ず必要な資格です。

ただし、調理師・栄養士・製菓衛生師の資格の中に食品衛生責任者が含まれるため改めて取得する必要がありません。

では、実際に働く場所を決めるためのポイントを押さえていきましょう!

失敗しないために、パティシエが働く場所の特徴とメリット・デメリットを必ず確認してくださいね◎

パティシエが働く場所の特徴とメリット・デメリット

あなたは職場にどんなことを求めていますか?

働く場所の特徴を知っておくことで失敗しない職場選びができます◎

それぞれのメリットとデメリットはこちらです。

働く場所のジャンルメリットデメリット
パティスリーはやく技術が身に付く
幅広い経験ができる
シェフパティシエ・お客様との距離が近い
「ケーキ屋さん」を味わえる
給料が低い
休みが少ない
勤務時間が長い
離職率が高い
レストランアシェットデセールが作れる
料理の知識も身につく
スピード感に順応できるようになる
料理の勉強も必要
料理人の方が多い
勤務時間が夜遅くまで
ホテル福利厚生が整っている
休みがしっかりある
給料が高め
実績をつめる(コンクール等)
ジャンルが豊富
大人数(苦ではないかも)
向上心がない人には向かない
希望ポジションに行けないことがある
結婚式場福利厚生が整っている
給料が高め
細工物の経験ができる
料理の知識も身につく
メリハリがある
ウエディングケーキに携われる
土日に休みにくい
広く浅い知識になりがち
料理の勉強も必要
工場福利厚生が整っている
残業が少なめ
黙々と作業できる
給料が高め
技術習得に時間がかかる
単純作業が多い
講師・先生など経験を活かせる
生徒さんと距離が近い
フリーランスだと全部自分で決められる
ある程度の経験がないと難しい
フリーランスだと全部自己責任
パティシエが働く場所のメリット・デメリット

それぞれ詳しく解説していきますので、興味のあるところをご覧ください◎

パティスリー(ケーキ屋さん)

パティシエのイメージで一番王道なのがパティスリーですよね。

最大の特徴は、全部の製造工程を経験できるところです。

条件面の特徴はこちらです。

給与低い
勤務時間長い(早朝から始まる場合が多い)
休日週休2日にならないところが多い
人数少なめ(20名以下)
パティスリーの特徴:条件面

条件だけ見るとなかなか厳しそうですが、このようなメリットもあります。

パティスリーの特徴
  • 他のジャンルに比べ圧倒的に技術と経験を得るスピードが速い
  • 店によっては生菓子・焼き菓子、パンも置いているところがあり、その分経験をつめる
  • 製造だけでなく、ラッピングや接客にも携われる
  • 人数が少ないためシェフパティシエの仕事を近くで見られる

憧れのパティシエがいて教わりたい方や将来自分のお店を持ちたいなど、向上心が強い方は、パティスリーがおすすめです。

こんな人はパティスリーがおすすめ!
  • パティシエとしてはやく一人前になりたい、経験を積みたい人

レストラン

レストランの特徴はランチとディナー営業がありアシェットデセールを作れることです。

※レストラン…ビストロやグランメゾンも含むビストロ=家庭的な雰囲気のお酒を提供するところ。グランメゾン=高級フレンチレストラン。ミシュランの星付きクラス

条件面の特徴はこちらです。

給与店によりピンキリ(大きな会社が経営している店は比較的高め)
勤務時間長いが、中休みをしっかり取るところが多い
ディナー営業あり=出勤時間と退勤時間が遅い
休日基本は週休2日
人数パティシエだけなら多くて3人、料理人を合わせて6〜7人の場合が多い
レストランの特徴:条件面

レストランの中には、ランチとディナーの間にアイドルタイムと呼ばれる営業していない時間を設けているところがあります。

勤務時間が長いため、アイドルタイムに長い休憩をとったりメリハリをつけるところが多いようです。

レストランの特徴
  • パティシエより料理人の方が多い
  • 料理の知識がつく。料理の補助や仕込みをすることがある
  • スピード感を求められる
  • アシェットデセールの考案・作成ができる

アシェットデセールとは皿盛りのデザートで、ケーキ屋さんのケーキとは全く違います。

チョコペンでお皿にメッセージを書くことも多いので、パイピング技術も向上します。

えり

どちらかがすごいわけではなく、ケーキもアシェットデセールも
どちらも奥が深いです!

料理人とパティシエがはっきり分かれていないところもあるので、料理の知識が身につくところもポイントです。

こんな人はレストランがおすすめ!
  • アシェットデセールをやりたい人
  • 料理の知識も身につけたい人
  • 朝早く起きるのが苦手な人

注意点は、どこまでそのレストランで作っているか確認したほうが良いところです。

ソースやデザートは、ほぼ冷凍物を買って解凍して出しているだけ、というところもあります。その部分は経験が積めないのでしっかり確認しましょう。

ホテル

ホテルの特徴は福利厚生が整っていて向上心が高い人が多いところです。

ホテルで働いている知り合い曰く、寮があるところもあるそうですよ!

条件面の特徴はこちらです。

給与高い
勤務時間長いが、残業代はしっかり換算される
休日週休2日
人数多い
所属によって作れるものが違う
ホテルの特徴:条件面

フレンチ、イタリアン、日本食、ペストリー、宴会場など、さまざまなジャンルが入っているホテルは、どこに配属になるか直前までわからないこともあります。

配属場所をしっかり確認しておくことで入社後のストレスが減るのでおすすめです。

例えば、ペストリーならパティスリーのようにケーキがメイン・宴会場ならデザートビュッフェやウエディングケーキを作ることになります。

ホテルの特徴
  • 所属により料理人と同じ厨房になる
  • 実績を作りやすい(コンテスト・コンクール出場者が多い)
  • 様々なジャンルの料理人・パティシエと知り合いになれる(和食・フレンチ・イタリアンなど)
こんな人はレストランがおすすめ!
  • 福利厚生が整っているところで実績を積みたい人

ただし、実績を積むためには勤務時間外で練習や試作を自ら行わなければならないのは頭に入れておきましょう◎

結婚式場

結婚式場の特徴は平日と土日で働き方が全く違うウエディングケーキが作れることです。

条件面の特徴はこちらです。

給与高い
勤務時間平日は短め
土日は朝早く夜遅い
休日週休2日
土日は休みにくい
人数厨房全体で4〜10人
結婚式場の特徴:条件面

土日に結婚式を控えている結婚式場では、平日は土日の仕込みのため比較的はやめに変えれるところが多いです。

えり

主観ですが、既婚者やパパママも多くいる印象です

結婚式場の特徴
  • ウエディングケーキが作れる
  • 細工物の技術を身につけられる(マジパン細工やチョコレート細工など)
  • 料理の仕込みもすることが多い
  • 広く浅い知識になりがち
こんな人は結婚式場がおすすめ!
  • 福利厚生が整っているところで働きたい人
  • 結婚式に関わりたい人
えり

わたしが一番長く働いているのは、結婚式場です!

ただしウエディングケーキは、別業者に頼んだり、イミテーションケーキという食べられないものを使っている会社もあるので、しっかり確認しましょう◎

工場

工場の特徴は、どのジャンルよりも大量のスイーツをひたすら作っていくところです。

条件面の特徴はこちらです。

給与高い
勤務時間残業が少ないところが多い
休日週休2日
人数多い
工場の特徴:条件面

福利厚生が手厚いので、勤務時間が気になる方は工場がおすすめです。

人数は多いですが、個人作業が多いので話すことが苦手な方にも向いています。

工場の特徴
  • 分業制で黙々と作業ができる
  • これから技術を習得したい人は時間がすごくかかる
こんな人は工場がおすすめ!
  • 働き方を特に重視したい人
  • ひとりで作業したい人

専門学校の講師、料理教室の先生など

講師や先生はの特徴は、パティシエの知識・技術があるのが前提です。

そのため、基本は中途採用か業務委託という個人での契約、またはご自身で教室を開くかです。

個人の技量によるため、給与や休日の目安がありません。

  • 月給25万円〜
  • 1講義5000円〜 
  • 自分で指定した時間に授業を行う

このように講師・先生としての稼ぎ方が様々なので、パティシエとして経験を積んでから生かしていきたい方に向いています。

お菓子作りだけでなく、伝え方や話し方、時には自分の生徒さんになってもらうために営業活動が必要なところもあります。

こんな人は講師・先生がおすすめ!
  • パティシエとしての経験をつみ、違う方法でパティシエを生かしていきたい人
  • 個人で仕事をとっていきたい人

また、実績をつみ有名なパティシエになれば、専門学校の外部講師として声がかかることもあります。

えり

最近はフリーランスになって講師活動や自分の講座を持つパティシエも増えてきましたよ!

就職先を選ぶポイント

結論、どんな仕事がしたいのかどんな事がいやなのかを明確にしておくことがポイントです。

ゆずれない自分の軸があることで、選びやすくなり働いた後のギャップを防げます。

項目
経験焼き菓子を勉強したい、●●シェフの元で学びたい、デザート考案したい等
給与最低22万円〜、きちんと残業代がでるところ等
休日週休2日が絶対、●曜日が休める等
時間夜21時までなら働いても良い、早朝勤務がないところ等
通勤電車で30分圏内、車通勤ができるところ等
働く場所を選ぶポイント例

自分はどれが一番ゆずれないのか、優先順位をつけておくと選びやすくなりますよ◎

えり

パティシエから飲食業界の転職、パティシエから異業種の転職
両方の場合でこの考え方は活かせます!

  • 自分でポイントを考えるのが難しい
  • 詳しい人に相談しておきたい人
  • 効率よく働く場所を決めたい

そんな人は、転職エージェントに相談してみると良いアドバイスがもらえます◎

私のおすすめはフーズラボです。

実際に私も使用したことがあり、ネットに乗っている情報以外の穴場情報がないか知りたくて登録しました。

困った時はアドバイザーにLINEで連絡をしたら、電話で相談にのってくれましたよ。

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まとめ

パティシエが持っていると有利な資格

資格説明
製菓衛生師国家資格。筆記試験のみ。
菓子製造技能士国家資格。筆記試験と実技試験。2級は実務経験6年以上。
その他調理師、栄養士、ソムリエなど

パティシエが働く場所6選とメリット・デメリット

メリットデメリット
パティスリーはやく技術が身に付く
幅広い経験ができる
シェフパティシエ・お客様との距離が近い
「ケーキ屋さん」を味わえる
給料が低い
休みが少ない
勤務時間が長い
離職率が高い
レストランアシェットデセールが作れる
料理の知識も身につく
スピード感に順応できるようになる
料理の勉強も必要
料理人の方が多い
勤務時間が夜遅くまで
ホテル福利厚生が整っている
休みがしっかりある
給料が高め
実績をつめる(コンクール等)
ジャンルが豊富
大人数(苦ではないかも)
向上心がない人には向かない
希望ポジションに行けないことがある
結婚式場福利厚生が整っている
給料が高め
細工物の経験ができる
料理の知識も身につく
メリハリがある
ウエディングケーキに携われる
土日に休みにくい
広く浅い知識になりがち
料理の勉強も必要
工場福利厚生が整っている
残業が少なめ
黙々と作業できる
給料が高め
技術習得に時間がかかる
単純作業が多い
講師・先生など経験を活かせる
生徒さんと距離が近い
フリーランスだと全部自分で決められる
ある程度の経験がないと難しい
フリーランスだと全部自己責任
パティシエが働く場所のメリット・デメリット

就職先を選ぶポイント

自分がしたいこと、嫌なことを書き出して優先順位をつけておく。

項目
経験焼き菓子を勉強したい、●●シェフの元で学びたい、デザート考案したい等
給与最低22万円〜、きちんと残業代がでるところ等
休日週休2日が絶対、●曜日が休める等
時間夜21時までなら働いても良い、早朝勤務がないところ等
通勤電車で30分圏内、車通勤ができるところ等
働く場所を選ぶポイント例

ひとりで考えるのが難しい、不安なら転職エージェントへ相談する。おすすめはフーズ・ラボ

パティシエになる前は、どんなパティシエになるかワクワク・実際はどうなのかドキドキすると思います。

パティシエになってからは、楽しい反面大変なことが多く、不安になることもあるでしょう。

どんな時も、視野を広げて自分ならどうか?を考えてみてください◎

えり

あなたのパティシエ人生を心から応援しています!

ぜひコメントなどでお声を聞かせてください!励みになります。

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